おっとりしている割に言う事は辛辣で、ラッツベインの言葉攻めの一番の被害者は師匠のマジクであるが、父親や妹もこき下ろされていたりと、彼女のダメ出しは愛情の裏返しからきている処がある。きっかけがあれば常に師匠の話をしており、マジク本人がいない場所でも、マジクを知らない人相手にまで「うちの師匠のダメなところ」を語る辺り、かなりマジクに懐いており、彼女の頭の中でマジクの存在はかなりの比重を占めていると思われる。ラチェットに指摘された通り「師匠コン」の節がある。ラッツベイン曰くマジクに対して尊敬の念はあるそうだが、大陸最強と呼ばれる魔術の腕よりも日頃のボンヤリした生活態度の方が気になるらしく、やる気のない師匠の尻を叩いて回るその様子は殆ど身内と変わらない。ひとたび逆境に追い込まれパニック状態に陥ると、プッツンを起こして大暴走するという悪癖を持つ。マジク曰く「冷静さを保つことができれば、父親にも負けない魔術士」らしい。戦術騎士団に入って実戦経験を重ねた結果、プッツンを起こす事も少なくなり、突発的な事態に対しても比較的冷静に対応できるようになった。立場やしがらみを無視した素直で率直な視点を持っている為、若かりしき頃の母クリーオウを彷彿させる言動が多い。的を得たするどい発言をする一方、願望や主観、自分の半径三メートル以内の話をどんな出来事にも当てはめるため、事実無根な言いがかりになっている事も多い。 ^ その事で父オーフェンから「キモイぞお前ら」と言われ、母クリーオウや飼い犬のレキにまでもそれに同意した時はエッジともどもかなりヘコんだ。 ^ かつて疾患した事がある母クリーオウから本気で心配された。 ^ 「ちんぴら殺し」とはシュライツの弁。 父エキントラ・エバーラスティンと母ティシティニー・エバーラスティンの次女として生まれる。トトカンタでは有数の商家のお嬢様だが、自発的にベビーシッターのアルバイトをしたり、学校で剣術の腕を磨いたりと、おしとやかな母や姉とは正反対の奔放でアクティブな性格に育つ。
オーフェンとキリランシェロが同一人物であることに、本人の当時の写真を見ても気付かなかった。 ラッツベイン・フィンランディ 原大陸出身の魔術士。黒髪黒目のやや童顔の女性。オーフェンとクリーオウの娘で、三姉妹の長女にあたる。 そこで追い掛けてきたクリーオウと結婚して子供を三人ほどもうけており、『無謀編』13巻の書き下ろしに登場する主人公は彼の娘である。 なお、それからは「オーフェン・フィンランディ」と名乗るよう …
魔術は喫茶店の氷の作成から医療の最終手段まで幅広く利用されており、魔術士の社会的地位は高い。優れた能力の持ち主は王宮で働くことも可能。ただし、約200年前には魔術士に対する偏見から「魔術士狩り」が行われ、現在でも地域によっては宗教上の理由などにより魔術士が迫害されることがある。キエサルヒマ大陸の魔術士養成機関の最高峰の1つ。各地から魔術の素養のある孤児を集めて教室単位で育成しており、なかでもチャイルドマン教室は別格の存在である。大陸魔術士同盟(ダムズルズ・オリザンズ)の総本山でもあり、長老を中心とした最高執行部による自治が行われている。名前の由来はタフレム市にある天人種族の遺跡「世界図塔」からであり、建物の構造はむしろ城砦に近い。魔術の暴走などによる損害を防ぐため、建物は魔術で強化されている。チャイルドマン教室の生徒(レティシャ、コミクロン、ハーティア、キリランシェロ)が魔術を使用して全力で闘った際も、2割程度の損壊で済んだという。「魔法」の秘術の一部をドラゴン種族達が盗み出し、自分達が使えるように作り変えたものが「魔術」とされる。ドラゴン種族達が魔術を行使するようになると世界の構造に歪みが生じ、神々は歪みを正すためにドラゴン種族を滅ぼそうとし、その追撃から逃げ込んだのがキエサルヒマ大陸であると言われる。人間が使うことができる魔術はドラゴン種族の一種であるウィールドドラゴンと人間が交わった際に遺伝的に伝わったもので、魔術の素質は厳密に血統のみに由来し、先天的素養がない人間は絶対に魔術を使用できない。また、たとえ素養のある者でも魔術を自在に扱えるようになるには、大抵の場合数年かかる。魔術に覚醒した瞬間に魔力を制御できず死亡するケースも少なくなく、「牙の塔」が孤児ばかりを集めた魔術士養成機関である理由はこれによるところが大きい。ドラゴン種族とは、魔術を操る各種族の総称である。伝説にはドラゴン種族が神より世界を作る力である「魔法」を盗み出して自らも使える「魔術」にした、とある。広義には人間の魔術士もドラゴン種族に数えられるが、一般的にはそれ以外の6種族のことを指す。「○○ドラゴン」というのは魔術を操る生物としての呼び名で、本来の種名は後に来るノルニル、フェンリルなど。いずれの種族も生物として人間をはるかに上回るポテンシャルを有しており、またその魔術も強大である。ドラゴン種族に共通する特徴として緑色の瞳があるが、神々の毒(呪い)により眼球が変化したものである。なお、ドラゴンと名はついているが、一般的な「翼を持つトカゲの様な怪物」の姿を持つ種はいない。ただし、神話に伝わる「唯一真なるドラゴン」やダイナソアと言う有翼爬虫類と情報が混じり、一般社会では正しくドラゴン種族を認知している者は意外に多くない。貴族連盟に従属する宮廷魔術士団。十三使徒=13人ではなく、100人以上のトップクラスの魔術士で構成されている。最高責任者は「王都の魔人」プルートー。牙の塔にもエージェントを派遣し、優秀な魔術士をスカウトしている。なお、15歳で審問に推挙されたのはキリランシェロ1人だけらしい。アルマゲストが領主として治めている土地。名前の由来は、ドラゴン種族の聖域に最も近い領地であるため。地理的にはアーバンラマのはるか西方、東部側のフェンリルの森付近らしい。オーフェン達はボルカンが持ち込んだ儲け話に乗り、産業都市アーバンラマへ向かうために船へ乗り込むが、乗るべき船を間違えた挙句に船は謎の魔物に襲われ、難破してしまう。乗り間違えた船の行き先であった怪しげな島「カオス島」にたどり着いたオーフェンらは、3人の同乗者と協力して島の探索を始める。声優名は、テレビアニメ、ラジオドラマ、ゲーム、ドラマCD、2020年版テレビアニメのもの。特記がない場合は全メディア共通。
オーフェンがどんなにクリーオウと娘たちの安寧を望んでも補充する先からばたばたと死んでいく開拓者たちをオーフェンの一番近くで見ていたクリーオウは自身の戦闘能力を余らせる余裕はないとしてその後もなお戦いに身を投じ続けている。